2012年05月16日

全てを呑み込む狂気の渦「うずまき」

うずまき全3巻
小学館/伊藤潤二

黒渦町……その町はうずまきに執着する一人の男の死を契機に急速に変容していく。いくつもの怪事件が起こり、そのすべてに「うずまき」が関係しているのだ。それは次第に規模を拡大し、町全体を呑み込んで……
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2012年05月08日

おもてなしの魔法、使える?「コンシェルジュ」

コンシェルジュ全21巻
新潮社/原作:いしぜきひでゆき 作画:藤栄道彦

大学を卒業した川口凉子が就職したのは「クインシーホテルトーキョー」。先代のオーナーがサービス向上のために配置した「コンシェルジュ」に配属されるのだが、凉子はそもそもコンシェルジュというものもよく知らない…
そんな凉子を迎えたのはチーフ・コンシェルジュの「最上 拝」。悲しい過去を持ちながらもお客様の為に全力で奔走する彼は、かつてニューヨークで「グレイト・ハイ」と呼ばれた伝説のコンシェルジュ!
今日もお客様からの無理難題を解決する為の最上の「サービスの魔法」が冴える。いつか凉子もそんなコンシェルジュになれるのか…?

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2012年04月25日

藤子・F・不二雄先生すぺしゃる 「SF全短編 第一巻」その3


以前、「火の鳥」の分析を試みた時のように「迷宮から抜け出せないでいる」感が出て来ました。短編はその切れ味を楽しむ様な所がありますし、レビューの難しさは想定していたのですが…
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2012年04月18日

パラドックスの処理に残る疑問「ジパング」

ジパング全43巻
講談社/かわぐちかいじ

邦人保護の為に南米に派遣される筈だった新鋭イージス艦「みらい」はハワイ沖で突然の落雷に見舞われる。
僚艦を見失い、突如振りだした雪、そして旧日本軍の大艦隊。その陣容はミッドウェー海戦の物と同じ……
突如として1942年6月5日に放り出されてしまった「みらい」はそれでも「自衛隊」として行動し、一人の男を救助する。
海軍少佐・草加拓海は未来を知り、自らの理想とする日本を創るために行動を開始。その行動によって引き起こされた「歴史にない事態」に、「帰れない」事を自覚したクルーたちの心はかき乱され、結束は乱れていく。
果たして「みらい」が描く航跡の先には一体何が……?続きを読む
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2012年04月11日

状況停滞伏線マシマシ「エデンの檻」

エデンの檻16巻〜
講談社/山田恵庸

海外への修学旅行の帰路の飛行機の墜落…
事故に巻き込まれた高校三年、千石アキラが目を醒ますと、密林に一人投げ出されていた。
見た事もない動物、携帯電話は勿論圏外。挙げ句に遭遇したのは肉食の絶滅動物、恐鳥ディアトリマ…

太平洋上の「存在しないはずの島」で繰り広げられるサバイバルの中で、自分に取り柄などないと思っていた千石は類い希なリーダーシップを発揮して生存者達を導いていく。しかし凶暴な絶滅動物や峻険な環境は容赦なく牙を剥き、他の生存者グループとの衝突も発生して…

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2012年04月02日

藤子・F・不二雄すぺしゃる「SF全短編 第一巻」その2

一巻における白眉「ミノタウロスの皿」をやってしまった訳ですが、他にも時に恐ろしく、時に悲しい短編が多数収録されております。本日は二編、ご紹介。

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2012年03月28日

藤子・F・不二雄すぺしゃる「SF全短編 第一巻」その1

今回は趣向を変えて、藤子・F・不二雄先生の作品集からのチョイスしていきたいと思います。

毒のある作風といえば「笑ゥせぇるすまん」などでお馴染みの藤子不二雄A先生を思い浮かべる方も多いのでしょうが、中々どうしてF先生の方も強烈な作品をいくつも手がけていらっしゃいます。


一回目のテーマはトラウマ漫画と名高いミノタウロスの皿について。
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2012年03月21日

ちょっと異質な法廷物「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」

裁判長!ここは懲役4年でどうすか全8巻
新潮社/原作:北尾トロ 作画:松本大輔

業務用エアコンの営業マン、北尾は裁判所のエアコンのメンテナンスも業務の一部。いつものように喫煙所のエアコンをメンテナンスしていると、傍聴に来た人たちの雑談が聞こえ…
「生々しくてよかったよ」なんて言葉を聞いて覚えたのは違和感と興味。さっそく傍聴をしてみたところ、そこで見たのはなんと業務上過失致死を裁く法廷で「ドクロ模様のトレーナー」を着て証言台に立つ被告だった!

生々しく、時にどろどろして、時に悲哀に満ちた法廷を「面白い」と思ってしまった北尾は傍聴を趣味にする事を決めるのだった…
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